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院長コラム
<20>幸せとストレスと
開院から2週間が経過しました。
今みると、公式LINEのお友達登録が100人、インスタグラムのフォロワーが95人になっていました。
ありがとうございます(泣)。改めて頑張っていきます。
なんだか恥ずかしながら今が、今までの人生で最もイキイキしているかもしれません。
ふと思い出したのですが、以前読んだ橘氏の著書で幸福についての記述がありました。記憶が曖昧ですが思い出す限りでは
幸福とは
もちろん人によって相対的に価値が異なるものの、
①経済的な余裕
②孤立してない
③他人から認められている
これらが欠けていると幸福でなくなる可能性が高まるようです。
①経済的な余裕はつまりお金ですが、やはり貧困だと幸福から遠のきます。
お金持ちだったら幸福とは限りませんが、貧乏だと不幸になりやすいというのはわかります。
②孤立してない、つまりは家族や友人と良好な関係を築いて話し相手がいる、ということ。
いくら仕事ができてお金があっても、話し相手がいなければ幸福感は得られないでしょう。
コミュ障よりも話し上手や聞き上手の方が有利ですよね。
③他人から認められている、つまり承認欲求が満たされている状態です。
〇〇さんはさすがいい仕事をする、○○さんの作るカレーはおいしい、○○のSNSは面白くていいねがたくさんつく・・・
など 自分がいいように言われたらうれしいものですし、また頑張る意欲につながります。
これが満たされていると、より幸福感が増すのは理解できます。
ストレス
ただ、上記①②③が十分だったら幸せなのか?というと、例外もあると思われます。
それは負の要素です。
たとえば、健康に支障がある場合は幸せではないかもしれません。
何かに不安を抱えて何日も何か月も経過している場合も幸せとはいいがたいです。
この、不安や恐怖といったストレスが 幸福の領域を減らしていきます。
そもそもなぜ人間はそういうストレスを抱えるのでしょう?
脳の構造
人類はヒトに進化したときから今まで、脳の構造に変化はないと考えられています。
そのため三大欲求の食欲、睡眠欲、性欲はずっと変わらないと思います。
さらに言うと、いつ死んでもおかしくない世界で生きていた狩猟民族の人類にとって
「種を残すこと」「死へのリスクを避けること」
この2つに関しては意識せずとも本能的に染みついているものだと考えられます。
その「死へのリスクを避けること」が、恐怖心・不安という感情であり、今の時代まで続いている自らを防御するシステムだという説があります。
私は高所恐怖症ですが、それも同じことだと思います。
上司の言葉がストレスだと胃が痛くなる人も、自分を守る反応としてストレスを感じる、ということなのでしょう。
よって、ストレス、恐怖心、不安などはあって当たり前であり、恥ずべきものでもありません。
それを解消できるのならば早々に実行すべきですし、解消できないものだとしてもうまく付き合っていく方法が見えてくれば、より幸せになれる。そう思います。
