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院長コラム
<30>すぐに行動
もうすぐ子供たちは長い夏休みが始まりますね。皆様は子供時代、夏休みの宿題をいつする派でしたか?
さっさとやってしまって、余った時間で余暇を楽しむ人。
ぎりぎりまでせず、終盤で焦ってやる人。
まぁ色々ですよね。
ただ、大人になって仕事をする場合、「いつかやろう」として放置するのはおすすめではありません。
即時実行
確かに面倒なタスクは後回しにしたくなります。本能的に人間の脳って嫌なことを後に回したくなることはあろうかと思います。
「いつかしよう」「そのうちやるから」
そう言って、締め切りギリギリまで忘れていたり、その時は別の仕事で忙しくなってストレスになったり、そもそも忘却失念してしまって遂行できなかったり。
ありますよね。
私は、「いずれやらなければいけないことはさっさとやる」ことにしています。
この考え方がいつから身に付いたか覚えていませんが、そうすることでプライベートも仕事も非常に順調に進むという成功経験があったから、自然とそういうやり方になったのだと思います。
そもそもどんなタスクでも、いったんやりだしたらスイスイ進められるのでしょうが、やり始めるまでの腰が重たいことが多いかと思います。
そこを苦痛に思わずさっさと実行する。
いつもそうすることで、つまり習慣化することで、やり始める時のハードルが高くならないようになっています。
先延ばしに関する心理学的な研究によると、タスクを先延ばしにすると、ストレスや罪悪感が増し精神的なエネルギーを消耗します。すぐに実行することで、そのストレスから解放され集中力や生産性が向上します。
そのタスクが物理的に今すぐできない時はどうすればいいのか?
その場合は、それをいつするのかスケジュールに組み込むべきです。
時間管理
手帳でスケジュール管理している人はそれに書き込めばいいですし、最近はスマホのカレンダー(googleなど)に書き込めば、予定時刻が近づくとアラームで教えてくれます。
タスクに優先順位をつけ、予定に組み込む。
人間は、そのように予定表にタスクが書かれていれば、それを実行する方向に動きます。
さきほどの、「やり始める際に感じるハードル、モチベ低下」が、予定表のおかげで軽くなります。
そういう予定表を書き込み、いつも見返す習慣があれば、タスクを忘れることなく可視化されて効率的に遂行できます。
メモをとる
時間予定に組み込めない内容や優先順位が低めのことでも、メモをすぐにとって、いつでも見返せるようにします。
私はスマホのメモアプリを頻用していますが、そこにやるべきリストを箇条書きに記しています。
そして、完遂すれば一個一個削除するようにしています。
なぜそこまでするかといえば、多くのタスクを覚えていられないからです。
忘れっぽいのかといえばそれまでですが、やるべきタスクが何かを何個も覚えることに脳を使うより、違うことに脳を使いたい。
メモすれば覚える必要はないのです。
すぐにメモする習慣と、メモを見返す習慣さえあれば、タスクは遂行できます。
特に開業する前に、多くの業者さんと会って話し合ったり決めたり選択したり、色々脳を使いましたが、そのころは即時実行・時間管理・すぐメモ の方法でかなり効率的にすすめられたと思っています。
その習慣は開業後も続いていますが、正直これらのやり方をしなければパフォーマンスは半分以下だったであろうと想像しています。
「仕事ができる人」の多くがこのような考え方なのかどうか存じませんが、私にとってはこの方法が生きるうえでとても有効だと感じています。
行動力
すぐに行動することは、おそらく仕事でも他のことでもチャレンジする上でとても重要なテーマではないかと思っています。
疑問に思ったら、すぐにスマホで調べる。
なぜ空は青いのか?
「別に知らなくてもいいか」なのか、「今知りたいから調べる」なのか。
東大生たちはおおよそ後者というお話です。
「株式に興味があるけど、損をしたくないから、じっくり勉強して理解してから始めよう」
では、一生始められないでしょう。
とにかく始めてみて、実践してみて、失敗を経験する。
そのあいまに勉強もする。
失敗の原因も考察する。
人は失敗するものです。株式も最初は失敗するものだという認識が必要でしょう。
自転車も何度か転倒しなければ乗れなかったように、失敗体験が人を成長させます。
ただ、人間の脳は損をすることをできるだけ避けるように働きます。
10万円臨時収入が入ることはもちろんうれしいですが、10万円臨時徴収されることはこの上なく悔しい・・・
だから失敗したくない、という心理がかなり大きく働きます。
しかし、世の中の成功者や社長さんたちが、みんな一度も失敗せずに順風満帆だったかといえば、そうでないはずです。
今成功しているから順風満帆に見えますが、それまでの人生で失敗の繰り返しを続けた結果、成功への道を自力で見つけてそれを歩んでいるからと思っています。
つまりは、やるべきこと、やりたいことをすぐにやる。
失敗を恐れるというより、失敗はつきものであり、そこで生じる損失は自分への投資と考える。成功への授業料と考える。
リスクをとらないまま、アクションを起こさないままでは、得られるものは少ない。
仕事ができる人、成功しやすい人、大きく羽ばたく人らって、こういう「すぐに行動する」という共通点があるのではないでしょうか?
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先日、暗い夜道でウオーキングをしている時に、倒れて動けなくなっているお爺さんに出会い、人生ではじめて119番にコールする経験をしました。
救急車を呼ぶ際についつい「意識レベルは」「麻痺はなくてー」と医療従事者っぽいセリフが出てしまった・・
そして救急病院に運ばれたあとに、ああしてこうして、ああいう面でトラブルんだろうなぁ と場面が頭に思い浮かんでしまう。
・・・・頭痛、めまい、認知症、頭に関する不安、頭のMRIなどはぜひ当クリニックで。